会長挨拶

司法書士は、身近なくらしの中の法律家として、市民の皆様の期待に応えます。

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 司法書士は、これまで不動産登記・商業法人登記の専門家として、不動産取引の安全と法人の公示の充実を図り、登記制度に対する信頼を維持向上させ、それらを通じて市民の権利を擁護してまいりました。
 また、裁判書類の作成に関する専門家として紛争解決のための市民の司法アクセスの向上に努めるとともに、近年においては、簡易裁判所における民事訴訟代理権を有する司法書士を中心にして、多重債務や消費者問題など市民生活上の様々な問題についてその紛争予防及び権利救済に重要な役割を果たしています。
 さらに、平成11年には成年後見制度の施行に先駆け、いち早く「公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート」を設立し、専門職後見人の育成・供給に努め、多くの司法書士が、成年後見人として高齢者や障害のある方の権利擁護に取り組んできました。今後、超高齢社会が進展することにより、高齢者の権利擁護がますます大きな課題となる中で、私たちはしっかりとその役割を果たして、社会に貢献したいと考えています。

 この度、司法書士法改正により、司法書士法第1条に「司法書士は、この法律の定めるところによりその業務とする登記、供託、訴訟その他の法律事務の専門家として、国民の権利を擁護し、もつて自由かつ公正な社会の形成に寄与することを使命とする。」との使命に関する規定が置かれます。
 この規定は、司法書士が法律家として社会に対して果たすべき職責を明らかにしたものです。私たちはこれまで以上に、常に市民の皆様が日常生活の上で抱える困りごとに向き合い、皆様の身近なくらしの中の法律家として期待に応えられるよう活動を続けてまいります。

 市民の皆様からのご相談に対処するために、全国各地に司法書士総合相談センターを設置しておりますので、困りごとがあるときはお気軽に司法書士にご相談ください。

日本司法書士会連合会 会長

今川 嘉典