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会長声明集
2023年(令和05年)12月20日
令和5年度「年末困りごと相談会」を終えて(会長談話)
日本司法書士会連合会
会長 小澤 吉徳
日本司法書士会連合会では、年末における相談需要に対して、生活困窮状態にある方々の問題解決の糸口となるべく、令和5年12月16日(土)に令和5年度「年末困りごと相談会」を実施いたしました。
毎年、年の瀬となると、「年を越す前に、今年の悩みを解決したい」という心理になる方は多く、相談需要が増加する傾向にあります。また、生活困窮状態の方にとっては、年末年始の間、役所が閉庁となるため、公的支援や救済を受けることができず困窮状態となる危険があります。
そこで、本相談会を実施したところ、多くの電話及びLINEでの相談が寄せられ、その内容は、生活困窮に関する相談や労働問題、相続問題等多岐にわたっており、年末にかけて不安やお悩みを抱えている方が多数存在していることを改めて確認できました。
私たちは、市民の皆様に寄り添う法律家として、今後も様々な相談需要に応え、全国各地において、問題の解決に尽力してまいります。
また、今回の相談会において、借金に起因する相談や家族関係に関する相談、消費者トラブルや生活困窮状態にある方からの相談等が多く寄せられたことからも、これまで以上に、生活状況に合わせた各種制度の利用推進や、専門家活用等の対策の構築について、関係各省庁に対して迅速な対応を求めていく所存です。
なお、全国の司法書士会の総合相談センターにおいては、引き続き市民の皆様からの相談を受け付けておりますので、当日ご相談いただけなかった皆様も含めましてご利用いただきたく存じます。
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