Column
司法書士を目指すと身に付くチカラ
2026.07.01
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高校を卒業してすぐに就職し、働きながら司法書士を目指した私にとって、法律の勉強は決して易しいものではありませんでした。特に民法は抽象的で、「権利だ」「義務だ」と言われても初めは雲をつかむようでした。
しかし、不動産登記法の勉強を始めてから変化が起きてきました。
民法で学ぶ「所有権」や「抵当権」は、目には見えません。ところが登記の世界では、その同じ権利が登記簿という具体的な記録の上ではっきりとカタチとして見ることができます。つまり、抽象的に覚えた権利が、現実社会の中でどう動くのかがわかりました。二つを行き来するうちに、民法の理解そのものが立体的になっていきました。
目に見えないものを、事情を知らない相手にも伝わるカタチに整理しようとする――試験勉強を通じて自然と身に付いたこのチカラは、司法書士業務はもちろん、人と向き合うあらゆる場面で、今も私を支えてくれています。