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先月父が78才で亡くなったのですが、父の遺産である銀行の定期預金を解約しようとしたら、相続人全員の戸籍と印鑑証明書をもってくるように言われました。母は2年前から認知症が始まり、今ではほとんど会話にならない状態です。母は、印鑑登録もしていないので、印鑑証明書を取ることもできません。どうしたらよいのでしょうか?

自分のお金を下ろせないのは納得いかないかもしれませんが、お母さんは判断力を失っていますので、今の状況では仕方がありません。まず、お母さんの代わりに解約の申入をする「成年後見人」という者を選ばなければなりません。

私でもいいのですか?

定期預金を単に解約するだけならよいでしょうが、お父さんの遺産が他にもたくさんあって、それぞれを分け合うのであれば、利害関係のない相続人以外の人から選ぶことになります。

どうやって、その成年後見人になってくれる人を探せばいいのですか?

家庭裁判所に成年後見人の選任の申立をするとき、候補者を決めておくことができるのですが、次の段落へ

依頼人 画像

司法書士 画像

その当てがない場合、裁判所がふさわしい人を選任してくれます。

どのような人が選任されるのですか。

司法書士、弁護士など法律の専門家が選任される場合が多いようです。

遺産分割が終わるまでお願いすることになるのですか?

成年後見人の仕事は通常、後見を受ける人が亡くなるまで続きます。つまり、特定の仕事をするために選任されるのではなく、後見を受ける人の一生に渡り財産を管理し、身体および生活の状況に配慮することが務めだからです。
遺産分割が終わった後、ご自身でお母さんの面倒を見る場合は、成年後見人の変更をすることもできます。

父は不動産も遺していったので、成年後見人は専門家に頼んだ方が良さそうですね。司法書士さんに頼むことにします。

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