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当社は特殊部品の販売業なのですが、今度大阪に本社のあるP社から富山にある営業所をまるごと譲り受けるという事になりまして・・・。どのような段取りで作業を進めたらよいものなのでしょうか。

はい。まず今回の場合、その富山の営業所についての事業譲渡を受けるというふうに捉えてみます。
その場合、両社で事業譲渡の契約を締結し、営業所の営業権や備品、契約、従業員の労務関係など詳細を決定することになります。
営業所の建物は賃貸しているのでしょうか?そうであれば、賃貸借契約をオーナーさんと新規に契約することになるかも知れません。
いずれにせよ事業譲渡という方式でも当然、営業所のすべてを承継できるわけではないので、資産や負債を個別に検討してP社から引き継ぎする、あるいは新規に契約しなおしたりする必要があります。

そうですか。結構大変な作業になりそうですね。実は現在P社と打ち合わせ中なのですが、その富山の営業所に関するものはできるだけスムーズに承継をしたいと思っております。
特に契約関係について、今のお話しだと個別に一つずつ契約変更なり新規契約なりしなければならないことになるわけですよね?なにかもっと楽な方法はないものでしょうか?次の段落へ

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そうであれば、その富山の営業所に関する事業を「会社吸収分割」という方式で貴社の営業所とすることも考えられますね。

その・・・「吸収分割」って何ですか。

P社の富山の営業所は、P社の中でもひとつの独立した事業単位と見ることも可能かと思います。そうであればその富山の営業所をP社本体から分割して別会社と捉え、それを貴社で吸収合併してしまうのです。

なにかずいぶん大げさな話になりそうですね。これは事業譲渡以上に大変な作業になるんじゃないですか?

そうですね。手続き的にもその吸収分割には登記が必要ですし、その申請までに官報公告をしたり、株主総会も両社で開催して決議しなければなりませんので、費用も時間もそれなりに必要になります。
吸収分割のメリットはその営業所の営業について、債権も債務もすべて包括的に承継することと言えます。ですからその営業所がある程度独立した営業単位となっていて、かつその営業所に関する権利関係等が多数あるのであれば、この吸収分割による方法が有利になるのではないかと考えられます。

わかりました。社内そしてP社とも改めて協議して、どちらの方針が良いのか考えたいと思います。その上でまたご相談に参りますね。

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