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司法書士業務のためのメンタルヘルスハンドブック

 本ハンドブックは、司法書士が業務を行ううえで必要となるメンタルヘルスの基礎知識を提供すること、そしてその知識を自殺予防・遺族支援への取組に生かすことを目的として作成しました。作成には、国立精神・神経センター精神保健研究所 自殺予防総合対策センターのご協力を得ております。

 司法書士事務所を訪れる相談者は、経済問題や家族、職場に関する種々の問題の法的解決を求めています。そうした問題の多くはメンタルヘルスの問題につながっています。司法書士がメンタルヘルスに関する基礎知識を有していれば、相談者の心理的なストレスを減らし、信頼関係をより強くできます。

 本ハンドブックを一読すれば、司法書士が自殺予防・遺族支援に取り組むことが可能であることをわかっていただけるはずです。司法書士の執務現場は、自殺予防・遺族支援の現場でもあるのです。必要なのは、司法書士がそのような役割を担いうる存在なのだという自己認識と、そのための基礎知識です。

 メンタルヘルスや自殺予防・遺族支援という言葉からは、狭い意味での「司法書士業務」との関連が見えにくいかもしれません。しかし「国民の権利の保護」という司法書士の使命を適切に果たすためには、必要不可欠な知識です。そうした知識を身につけるため、本ハンドブックをご活用ください。

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